2015年9月11日金曜日

平成27年 十二社秋季大祭(根小屋) 準備と前夜祭!

根知根小屋 十二社秋季大祭、いよいよ明日9月12日となりました。
今日は夜から最終準備です。
この投稿では、奉納相撲のための土俵整備もある、この準備の様子を紹介します!

19時集合。
まだ10分ほど時間がありますがほとんどの方が集まっています。総勢20名以上。あとは区長を待つだけ!
19時に全員勢揃い。
区長さんのあいさつのあと、今日の段取りが決められていきます。
まずはブルーシートを外す。そのあとは幟の設置、テント設営、桟敷のイスや今日の前夜祭のためのイス・テーブル設置の順で進めることになります。同時進行で土俵の整備や提灯の設置、賽銭箱の組たてを行います。
でははじめましょう!
もう雨が降る心配はない!という区長の判断のもと、土俵をカバーしていた大きな大きなブルーシートも外します。
※この写真では見えにくいですが、本当におおきなシート。木の上に登ってロープを外したりと危険もともないます。
同時進行で土俵の整備も始まっています。
大型のガスバーナーで土俵の水分を飛ばして、ちょうどよい状態へ。
「石灰だいぶまいたそい、しっかり固まってるわ。上々」との声が聞こえます。
ブルーシートの後は幟の設置。
この幟が大変大きく立派なもの。2枚あります。
そして、この幟のための柱がとっても重い。大人4人で担いで運んできます。肩がギシギシ…ふぅ
気付くと十二社までの通りには提灯がすでに輝いていました。
お祭りの幟や大幡のために、各地域、各集落でそれぞれ工夫がされています。
根小屋の十二社の幟は柱を設置したあとに掲揚できるよう滑車があったりと独自の工夫がされています。これ便利。
一本目の柱を立てていきます。ロープで引っ張りながら同時におこす。大人が10名以上必要です。
※ここなんですけど、途中まで立てたら、あとはロープで2方向から引っ張っているメンバーが重要な役割をもちます。柱を持っている人たちから「こっちゆるめて」「もっとそっち」など、どちらのメンバーにどっちにゆるめるのか・・・心配でしたが、不思議とちゃんと伝わっているようで、とてもスムーズに柱が経ちました・・・息が合うとはこういうことか。
一方、提灯を付けていく女性たち。おしゃべりに花がさいているよう、楽しい雰囲気です♪
はたまた土俵の方。
「うん、こりゃぁ十分だ」という声が聞こえてきます。
整備は完了のようです。
柱の方は二本目が立ちました。
19時30分過ぎ
続いて幟を上げていきます。こちらは二本同時進行。こちらもスムーズ。
幟の掲揚も完了。明日は青空の下、この幟がはためいて入口を飾ってくれるでしょう。
19時40分
続いてテントを張っていきます(境内に2つ、外(廣傳寺さん前)に2つです)
4つのテント部品は廣傳寺さんの入口あたりにおかれています。
迷うことなくセットごとに取り出していきます。
「おいおい この提灯、字がよめないぞぉ」
ふいに長老達の声が聞こえてきました。
入口の提灯、「十・二・社・祭・礼・奉・納・相・撲」となっていますが、向きが合っていなかった・・・
「残念だなぁ、残念だなぁ」とつぶやくような長老たちの声。
やり直しはじめる提灯グループの脇を通って、テントグループは境内にて設置をはじめます。
骨組みを位置確認していきながら、声かけあって組み立てていく。スムーズですねぇ
※こちらは力士の休憩エリアになります。
20時ごろ
続いて残り2つのテント。廣傳寺さんの前あたりに設置されます。
※こちらは廻しを付けるテント(更衣室)になります。
次々と同時進行、いくつもの作業が進んでいきます。
こちらは桟敷のイスの台になるお酒のケース。
渡辺酒造さんの玄関前に高くつまれたケースを軽トラックで運びます。
※最初は4段が限度だろう・・・と言っていたみなさんですが、えーいっ、5段いっちゃえと勢いで載せていきます。ちょっと揺らすとグラグラ・・・軽トラックの運転は若い衆に(^_^;)
※無事一度も崩さずに境内まで運べました!
20時15分
土俵の整備は最終段階にきていました。
仕切り線をきれいにしていきます。
桟敷用のイスは、まずは前夜祭の宴会用のテーブルとイスになります。
もうあと少し。
20時30分ごろ
整備が終わった土俵では、
明日の初っ切り(しょっきり)の作法について菊岡さん(当日は行司をされます)が直伝で講義中です。
前夜祭の宴会場設置チームから「ほらもうはじめるよ~」
稽古中の先生からは「もうちょっとやるそい、先はじめてくんない」
「そうかねぇ」とはじめることになりました(^_^;)
根小屋の十二社秋季大祭の前夜祭はバーベキューです!
20時40分すぎ
区長さんの挨拶のあと、前夜祭スタートです!(^^)
前夜祭の懇親は、祭りの後の懇親とは雰囲気が違いますよね。
※どこの祭りでも、これから祭が始まるという直前の飲みは、これまでの祭りの歴史、「こんなことがあった」こと、意気込み。前夜祭ならではのお話しが聞けるのは、「明日は祭」というリラックスした中にもふつふつとした緊張感があるからかな・・・
この十二社秋季大祭は160年の歴史の中、様々な自然災害(川の水が氾濫して、実際に祭のあとにあたり一面浸水した年もあったそうです)や通常は祭を中止にしてもおかしくないような出来事があっても、一度も中止にせず、執り行われてきたとのことです。

あっという間に2時間が経ちました。
22時30分近く 「おつもりで~す」
帰り際 入口の提灯 「十・二・社・祭・礼・奉・納・相・撲」の文字が光っていました(^^)
明日の本祭、奉納相撲、楽しみです!

※今年の十二社秋季大祭、このほかの様子はこちらからもどうぞ
記事:集落支援員(近藤)

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