2014年10月15日水曜日

ご参考:「新潟県グリーン・ツーリズム大会 in 妙高」に参加しました

2014年10月15日(水)

集落みまもり隊(集落支援員) 近藤(根知地区担当)が、
妙高市で開かれた
新潟県グリーン・ツーリズム大会 in 妙高
に参加しました。

その時の内容をご報告いたします。皆様の参考になれば幸いです。
以下、メモです。

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13:00-16:30 県グリーン・ツーリズム大会 in 妙高
※糸魚川からの参加者は13名(自分含め)。

以下、主旨

■①講演「グリーン・ツーリズムを活用した地域再生の現状と方向性」
 東京農業大学国際食料情報学部 准教授 鈴村源太郎 様
【主旨】
※H26年9月現在、妙高市の人口34,665人弱、高齢化率は2010年で30%。。
新幹線でのメリット
・新駅ではなくJR妙高高原駅を視点にするとメリットなし。東京からは時間、料金ともに遅く、高くなる。
・お隣の飯山にも駅ができる。スキー場などからみて飯山にお客をとられるデメリットの可能性もある。
→石川県に行くお客様は伸びるだろう。そのうちどれだけを妙高に途中下車させられるかにかかる。

いままでの集客
・これまでも全国あらゆるところで「農家レストラン」「直売所」「農家民宿」「イベント」が言われてきた。
 →北関東では「直売所」があふれてつぶれている。
 →これらは一過性で期間限定で市場規模も少ない。心の繋がりになる試みがない。

これからのグリーンツーリズム
・一過性ではないもの
・受け入れ側の過度の負担にならないもの。
・リピーターを増やすための「あの人に会いたい」という人の育成。
 あとはオンリーワン、ニーズ創出、ターゲット明確化などよく言われること。

事例1:農村ワーキングホリデー
・飯田市が先進地域。
・100人に1人が定住している。
・受け入れ規模が小さい(3,4名)ケースが人気になっているが、受け入れ側は運営的にある程度の人数規模がないと回せないというジレンマあり。
・ワーキングホリデーは、事業収入も大切だが付加価値が大変重要。例えば受入をするようになった集落が劇的に会合が増えた(ちょくちょく集まって話さないと受け入れ態勢の準備ができない)。
※等々様々な情報があったが、紙ベースの資料なし。

事例2:修学旅行に組み込んだ農家体験
・飯田市が先進地域
※等々様々な情報があったが、紙ベースの資料なし。

ワーキングホリデーを事業化するためには
・専任常駐事務局員が2,3名は必要で、その程度を雇用できるための基礎体力として、
最低、30校(10,000人)×9,900円×12%=約1200万円は必要。

【所見】
・飯田市の例は受入農家側も楽しく無理なく収入も得ており、知名度も高まり、高レベルで維持されている成功例である。グリーンツーリズムのような地方の良さを生かして集客し収入源および定住などの付加価値も求めるような試みは、早い者勝ち的なところがあると感じた。
 →上手に試みを進め、全国で成功した地方が1割あるとしたら、その1割になんとか入る努力が必要になるのではないか。ただこれからやるのは明らかに後発組であるので、かなりの難易度だとは思う。
・グリーンツーリズムとしては世界的にはフランスなどが成功している例である。それらも調べてみたい。

■②事例発表「耕作放棄地再生の取組みとグリーン・ツーリズムの連携」
 妙高大洞原農地再生推進協議会 様、 妙高市立妙高小学校 様
・戦後開拓された農地が9ヘクタール耕作放棄地となった。それを見かねて地元住民の活動で農地再生の団体を設立した。
・構成は「地域住民」「地元農業法人」「民間企業」「行政」が協同している。
・民間企業のクボタの「eプロジェクト」が大変役にたった。作業員の派遣や重機の提供があった。
・基本は花畑。菜の花、ひまわり、キキョウ、そば。
 →菜の花は「菜種油」へ(6次産業)、また学校の学習の場にもなった。
※時間的に15分ほど。

■③受入れ学習塾「国立妙高青少年自然の家に学ぶ、受入れの極意」
※青少年自然の家のスタッフ2名により、受け入れ時に行うアイスブレイクや道具を使った動きを伴った参加メンバー同士が仲良くなる試みを体験するものであった。
予想していた座学によるものではなく実際に体を動かして体験するものであった。
以下の内容(17時まであったようだが、私は時間の都合で16時30分で退席)
・ラジオ体操
・頭の上で人差し指を時計回りにまわしそのまま腹の前までさげる。
 →腹までさげると反時計回りにみえる。みる方向で見え方が違うという例として。
以下、アイスブレイク(リラックス。見知らぬ参加者同士の交流方法として)
・じゃんけん① 後出しじゃんけん。スタッフとはじめは勝つように、次に負けるように出すというもの。
・じゃんけん② 挨拶じゃんけん。近い人と相対して名前を自己紹介しじゃんけんして握手して別れる、を制限時間繰り返す。
・じゃんけん③ セブンイレブンじゃんけん。
 →セブンじゃんけん。指をつかい、0本から5本まで出す。近くの人とじゃんけんし合計7本になるまで続ける。7本になったら次の人をさがす。
 →イレブンじゃんけん。近くの4人組を作り、11になるまで繰り返す。11になったら座る。
・スタッフが掛け声をかけたら拍手をする掛け声のたびに拍手する数を1つ増やす。スタッフが「グループ」といったらその時の拍手の数の人数組をつくり座る。

※ここまでで退席。

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以上

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