根知と隣接する小谷村の白馬乗鞍地区を視察しました。
その時の内容をご報告いたします。皆様の参考になれば幸いです。
以下、メモです。
↓
----------------------------------------------------------------
小谷村 白馬乗鞍
10:00~12:30
□白馬乗鞍 集落支援員さん2名(白馬乗鞍担当、土谷地区担当のお二人)と一緒に巡回
・白馬乗鞍は130世帯5集落。その半分が移住者。
・移住者が多い背景。白馬乗鞍は40年前に、立屋集落、峰集落が所有する土地や山を使って整備し、「里見」地区として分譲した。これに多くの移住者が集まった。
→特筆すべきは行政ではなく集落で(住民で)やったこと。
→現在は、25,6世帯。8割が移住者。
・立屋集落。4年前に「ホタルの会」を発足した。
→圃場整備が始まり、用水がすべてU字溝になっていき、このままではホタルがいなくなると危機感をもったメンバーで発足。
・ホタル公園完成はあと1年かかる。
・はじめは資金ゼロ円からスタート。手弁当ではじまった。
・小谷小学校でも周囲をコンクリートにしてしまい、ホタルがいなくなった。
→小学生とホタルプロジェクト。今年は4年目。
・4年ほど前から大規模な圃場整備が始まった。
・白馬乗鞍には大きなお祭り、全体が集まる様な御祭り、イベントはない。
→大字の千国には諏訪神社の「ささらまつり」という大きなお祭りがある。
・白馬乗鞍はスキー場中心の観光地区としてが半分、田んぼ中心の農業地区としてが半分。
・40年前のスキー全盛時代は宿泊施設が立ち並び、大変なにぎわいを見せていた。
→今は他の多くの地域同様の落ち込み。
・NPO法人 安心生活支援「こごみ」 宅老所「あすなろ」
→ここの代表は20年前に移住されてきた女性。とても明るくずっと笑顔。すてきな雰囲気の施設でした。
・からすのパン屋さん(共働学舎さんの管轄)。おいしいパンで好評とのこと(このときはお店の方がいらっしゃらず、購入できず。残念)
[共働学舎]
立屋
・競争ではなく協働、協力。できるだけ自分たちで衣食住をやってみる。障害は程度の差はあれみんなが持っている、みんなで生きる。といった理念を持つ共働学舎の中心地。
・設立後40年たち、地元の集落と非常に有効な関係を結び、相互に影響を受けているとのこと
→共働学舎を含む集落である立屋、峰では、宅老所など福祉関係の施設も目立つ。
・2年前から大規模な圃場整備が進んでおり、共働学舎が借りていた手植え・手刈りの田んぼが使えなくなった。
・田畑の他に、鳥、ヤギ、牛を飼っている。
13:30~15:30
□共働学舎の真木に行く。
※片道徒歩90分。実際、車でいけるところではなく、その不便さが真木の共働学舎を独特の世界にしている。
・真木共働学舎はちょうど「NICE」(日本国際ワークキャンプ)をやっており、ドイツ、フランス、イギリス等々の外国人が畑仕事を行っていた。他にも少年少女勤労合宿、青山学院大学等の学生受け入れ等の体験、ワークショップに協力している。
・できるだけ自給自足を目指している。現在、ヤギ、鶏。あとは米と野菜。
・競争ではなく協働、といった共働学舎の理念を大切に日々活動している。
・養蜂を今年からはじめる予定。
共働学舎はこれからの地域づくりについてのヒント、示唆に溢れた大変魅力的な活動、雰囲気を持っていました。
----------------------------------------------------------------
以上
※本稿についてご興味のある方、詳しい内容などお問合せはお気軽にどうぞ。
0 件のコメント:
コメントを投稿