小正月の火祭り行事であるサイの神が、今年は1月11日(6カ所)、15日(6カ所)、17日(1か所)にて行われました。
ご提供いただいた画像や、集落みまもり隊が取材した画像などをご紹介します。
※根知地区のサイの神の開催情報は こちら をご覧ください。
※振興協議会ニュースのサイの神特集については こちら をご覧ください。
※上野山(1/15)のサイの神(点火の様子)は こちら をご覧ください。
※別所(1/17)のサイの神(点火の様子)は こちら をご覧ください。
根小屋(1/15)
朝8時会館に集合して、木(クリの木)を探しに出発です。
木の運搬が大変ですよね
各地区、この準備のときの木を切って運ぶところが人が必要で大変なんです。
運び込んだ木の枝に藁(ワラ)を結んでいきます。
※根小屋はこのタイプですね。
※地区によって、木の内側にしめ縄やお札など燃やすものを詰めて、わらで包んで縄でしめるタイプのサイの神も多いですね。この縄で包むタイプは燃えている途中で勢いよく「パッ!」と輝きながら開きます。
点火は19時からです。
翌朝の様子。
東中(1/15)
東中も朝8時に集合です。
こちらも「クリの木」
※伐採の様子が大変素晴らしかったとのことでしたが、取材できなくて残念です…
こちらも親子2体のサイの神、しかも大きいです。
今日は天候がよくなくて、ブルーシートをかけておきます。
※これをするかしないかで、点火の時の燃え上がる方が随分変わります。
点火は19時です。
天まで昇る炎。今年はとってもいいことがありそうだぞぉ♪上野(1/15)
11時頃、すでに準備完了して宴の真っ最中にお邪魔しました(^_^;)
上野では、以前は8つの組すべてでそれぞれサイの神を行っていたとのことです。
10年くらい前には3カ所に減り、この4,5年前からは1か所に。
上野集落では、集落として執り行うのではなく、自由に参加者が集まってサイの神を行っているそうです。
サイの神の全体像の写真がない・・・上野のサイの神は、パッ!と開くようにできていて、特にシルエットが他のサイの神に比べて特徴があります。真ん中くらいが一番盛り上がっています。
藁をしばる縄も独特なものとのことです。
点火は19時。
なかなか付きがよくなかったそうですが、写真をみると立派なサイの神が執り行われたようです。
栗山(1/11)
準備は13時から。
※栗山は昨年までは15日でしたが、人足の人数確保、参加人数確保の関係で今年から15日に近い日曜日に実施することになったそうです。
栗山のサイの神は10年ほど前からカヤを使っています。
わらの確保が難しくなったことが理由です。
準備のあとは栗山公会堂で懇親です。
点火は19時。
写真でわかりますか…するめを刺した竹の大きなくし。
栗山では毎年スルメを30枚準備するそうです。それが全部なくなります!
(これは栗山名物ですね)
和泉(1/15)
8時に集会所前に集合。ほら貝を合図に木(ナラの木)を目指します。
集会所の向かいの山の上から切り出します。
写真を見てください・・・何気に命がけの時も!?
和泉では以前、わらが確保できずにカヤを使った時もあるそうです。
カヤの保存方法など経験がなく、その時のサイの神は燃えがよくなかったそうです。
ここ数年はわらをなんとか地元農家の協力のもと確保できています。
上部には竹、燃えるときのパチパチ音を狙っています。
和泉のサイの神はわらの中に燃やすもの(しめ縄など)を詰め込むタイプ。燃えた時の開き具合をイメージしてバランスよく詰めるのもコツが必要とのことです。
準備が終わったら集会所にて懇親。
点火は19時からです。
大工屋敷(1/11)
8時30分より準備をされたそうです。
木は「ダンゴの木」。パチパチと燃えるときの音のための竹、そして藁。
藁を包む縄は、他では珍しい三つ編みにするそうです。
大工屋敷では和泉の方も参加されて準備を行われているそうです。立派なサイの神、お疲れ様でした。
点火は18時30分です。
稲場(1/11)
山口(1/11)
別所(1/17)
※別所(1/17)のサイの神(点火の様子)は こちら をご覧ください。
山寺(1/11)
大神堂(1/11)
上横(1/15)
上野山(1/15)
※上野山(1/15)のサイの神(点火の様子)は こちら をご覧ください。
みなさん、これほど各集落でサイの神が行われている地域は他にはありません。
素晴らしい伝統行事が続けられています。
記事:集落支援員(近藤)
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