小谷村の土谷地区の皆さんと根知の「サボっテンの会」メンバーとの交流会がありました。
※今回の日記、長いです!
小谷村と糸魚川市は隣同士。そして糸魚川でも根知地区は中山間地として、小谷村とは大変似ている条件地でもあり、地域作り、地域活性化のための取組、課題も共通点が多いのです。
先日(4月22日)に「サボっテンの会」のメンバーが小谷村土谷地区の水仙街道を視察、地元の方々と交流しました。↓
「サボッテンの会」の小谷村交流会
※新たな発見と地域の活性化につながりそうな、大変有意義な交流でした。
さて、今回は土谷地区の方中心に17名の小谷の方々が、根知に来られての交流会です。
以下がスケジュールです(^^)
① 10:00 東中の農村公園駐車場に集合
② 10:10~11:00 歩いて10分ほどのジオサイト「枕状溶岩」見学
③ 11:00~12:00 稲場集落からの景色、雨飾ファーム(メンバー管理の花畑)等を見学
④ 12:00~13:00 シーサイドスキー場の歩荷茶屋にて昼食
⑤ 13:00~14:30 しろ池の森。駐車場から片道20分程度の小径を歩いてしろ池へ。
※しろ池に行かれない方は塩の道資料館を見学(大人400円)
⑥ 14:30~15:30 「みはらし荘」にてお茶会
15:30ごろ 解散
それでは当日の状況をご紹介します!
少し早めに小谷の皆さんが到着。※17名ということで村のバス「小谷号」をチャーターしてます。
とってもいい天気になりました(^^)
農村公園の駐車場にてまずは挨拶となりました。
「ようこそ。よくおいでくださいました。」
根知からの参加メンバーが迎えます。
※根知のメンバーはサボっテンの会の皆さんから4名、それと公民館長さん、根知担当の集落支援員の計6名です。
小谷からメンバーは、土谷地区の各集落(奉納、上手村、中通、太田)から10名、地域おこし協力隊3名、集落支援員3名、役場職員1名、計17名です。
さっそく視察ツアーを始めます。
まずはジオサイト「枕状溶岩」見学です(上記スケジュールの②)。太陽の光で緑がとてもきれいです。
農村公園から歩いて5分ほどのところに、日本最大級の巨大な 枕状溶岩があります。
ここではメノウも観察できます。
今日は長さ5センチ、幅2センチほどの白いメノウが岩肌にはまっているのが観察できました。
枕状溶岩(ジオサイト)は下の方にもあります。それにしても本当にいい天気。駒ヶ岳、雨飾もくっきりと見えます。
続いて根知谷の中ほど、稲場集落から見る景色を見てもらおうと、稲場の集会所前に進みました(上記スケジュールの③)
6月8日(日)に地元の人対象のツアーがあったのですが、この日も地元根知のメンバーから「こんないい景色の場所が、こんな近くにあったんだね~」との声もあがりました(^^)
いい風が吹く場所です。う~ん、毎日のように根知を巡回していますが、今日は本当によく見えるなぁ
午前中最後の視察場所
ここは地元根知のサボっテンの会メンバーの方が丹精こめて育てている庭園です!
「雨飾ファーム」と名付けたこの場所は、隠れた名スポットです。
(別所から杉之当に上がる途中にありますよ)
小谷からの皆さんもとても興味深く見学していました。
イチゴがちょうど旬で、赤くおいしそうに実っているイチゴがたくさんあり、みなさんこちらも喜んでいました。2歳と3歳のお子さんも来ていました。うれしいサプライズ、イチゴ狩りを楽しんでいました♪
あっという間にお昼休憩となりました。
歩荷茶屋(上記スケジュールの④シーサイドスキー場の歩荷茶屋)です。
ここで糸魚川タイムスの記者さんが合流、根知、小谷の方々にインタビューをしていました。
※糸魚川タイムスさんは午後にも合流して取材しておりました。
歩荷茶屋さんには、通常の定食に笹寿司を付けていただきました。1,300円です。
今回の笹寿司は、歩荷茶屋さん手作りのオリジナルです。
(みなさん、ここでの笹寿司を覚えておいてくださいね~。根知名物の笹寿司も、作り手によるこだわりがあって、それぞれ特徴があるんですよ~(^^))
さて、午後の部スタート
しろ池の森を散策します(上記スケジュールの⑤)
(こちら「しろ池」。蓮華温泉側の池は「しら池」ですよ)。
ここは戸倉山(ここ近年、登りやすさと山頂からの360度の大パノラマで人気が高まっています)の登山口でもあります。舗装道路を通らずに自然豊かな散策路を通ってみます。
この道中の3分の1くらいは、マイマイガの幼虫が話題になっていたのでは…数センチから10センチ近くの巨大なものまで、そこらじゅうにいました。油断すると枝からぶら下がっている幼虫が…
※注意!今年はマイマイガの幼虫が大量発生しています。
実はこの暑さもあり、しろ池まで歩かないで、「塩の道資料館」で過ごす方もいらっしゃると思っていたのですが・・・全員がしろ池までの20ほどの道のりを歩かれました!小谷の方はお元気です。
※塩の道資料館は月曜日は定休日、午後空けてもらったのですが、急いで報告しました(^_^;)
しろ池までの径(どんぐりの小径)にある展望台。海まで一望できます。
到着したメンバーは思い思いにしろ池を味わいました。
隣接している東屋でしばしおしゃべりも楽しみます。
イモリのスローな姿に和む人もいます。そして白池はいつもの神秘の色合いで静かにあります。
30分ほどの間ですが時間がゆっくり流れていました。(こういう時間、とても貴重ですね)
あっという間に時間が過ぎていきます。
帰り道の山の風景も素晴らしい。何度も歩いているはずの根知のメンバーも驚いている方がいるほどです。
いよいよ最後のポイントです・・・(さみしいけど)
根知の杉之当地域の「みはらし荘」です(上記スケジュールの⑥)。
ここ「みはらし荘」はシーサイドバレースキー場の食堂となっています。
知る人ぞ知る、笹寿司や漬物、山菜料理の達人、後藤一二三さんのお家でもあります。
ここで今日の交流会の最後をしめます。
お茶とお漬物だけでも恐縮なのですが、笹寿司まで準備していただきました(大感謝です)。
ふきのひすい漬け(左)、わらびの浅漬け(右)
うどの白和え(左)、よしなの味噌漬け(右)
そして伝統の郷土料理、笹寿司!(^^)
とってもおいしくて、大盛り上がりです。
ごちそうへの興奮もちょっと落ち着いたころ、自己紹介に入りました。
左は根知地区公民館の源馬館長さん、右はサボっテンの会の代表の伊井さんです。
全員の写真を載せたいところですが・・・
左は小谷村役場の特産推進室の栗田さん、右は清水さん。清水さんは栂池自然園のボランティアはじめ、多くの地域活動をされておられます。
みなさんから、今日の感想、これからの交流のこと、お互いへのエールなど。素敵な時間です。
そしてあらためて今日集まったメンバーが様々な活動をされていることに驚きます。こういう時間をつくって、地域の様々なこと、試みを協力して進められたら・・・ドキドキするような可能性を感じました。
懇談の途中、料理の作り方をお聞きしたりもしました。
後藤さんから詳しい説明をしてもらいます。熱心に聞き入るみなさんです(^^)
一つ書き忘れてはいけないこと。
ここ「みはらし荘」からの景色は本当に絶品です。
駒ヶ岳、鬼ヶ面山、焼山、雨飾山と雄大な山々のパノラマが広がっています。名前の通りの絶景ですよ。
「みはらし荘」では、糸魚川タイムスの記者さんも、再度合流。
せっかくですので、集合写真を記者さんにとってもらいました(^^)
16時になりました。
お別れの時です。小谷号出発します。「名残惜しい」とはまさにこのことですね・・・
参加いただいたみなさん、今日はお疲れ様でした。
そして、ありがとうございました!(^^)
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※追記:2014/06/17
この交流会の模様は、糸魚川タイムスの17日版に一面で載りました。
またWeb版にも載っています(^^)
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今回のような、お互いの地域の方が直接会って、お話しし、交流する機会は、想像以上に有意義ですね。それぞれ日々の生活ではあたりまえと思って意識していないことに、改めて気づかされることがとっても多いです。たくさんの刺激を得て、自分たちが住む地域のありかた、日々の過ごし方にきっといい影響があるなぁ、とこの交流会でもあらためて感じました。
これからも、草の根の手作りの人と人が直接つながる交流、続けていきたいですね。
記事:集落支援員(近藤)
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