2015年1月27日火曜日

根知小学校にて 1,2年生教室の生活科授業で「昔遊び名人」が来訪!

1月27日(火)の5時間目(13:55~)、
根知小学校1,2年生の生活科の「昔遊び」の一環で、
地元の方々から昔の遊びを教えてもらう授業がありました。
「昔遊び名人」が根知小学校にいらっしゃいます。

玄関の看板です。
「昔遊び名人のみなさま 本日はありがとうございます。校長室にお入りください。」と書いてあります。校長先生そっくりのイラスト付き。
本日の「昔遊び名人」はお二人。事前に授業の内容について担任の先生と打合せ。
いよいよ5時間目がはじまりました。
今日は「おはじき」「お手玉」遊びを教えていただくことになりました。
まずは「昔遊び名人」より実際にやっていただいて、どんな感じの遊びなのか見てみましょう。
おはじきのルール。事前の打合せでもお話しがでましたが、いろんなルールの遊び方ができるのですね。みなさんはどんな遊び方で遊びましたか?
さて、今回の遊び方は「中抜き」と言われるもの。
2つのおはじきで門をつくり、その門を手前に向けて通したおはじきを自分のものにできる、というルールです。
なんどか名人がやって見せますが、児童は???(^_^;)、最初はとまどっている様子でした(このあと自分でやってみながらすぐに覚えていきましたよ)
もう一つの昔遊び、お手玉!
お手玉遊びもいくつかあり、お手玉を積み重ねて高さを競うという遊び方も教えていただきました。
先生の「それでは、おはじき、お手玉、興味のあるほうからやってみましょう」
との声で、二手に分かれて実際に遊んでることになりました。
おはじきチーム!
思いのほか、慣れるまで指ではじくのがなかなか難しい。
男の子は強くはじきすぎて、教室の端っこまでビューン!と飛んでいくことも(^_^;)
お手玉もなかなか難しいですね。
みんな真剣な顔で夢中でやっています。時間がたつほどに目に見えて上手になっていきます。さすが子供ですね~
途中からコマ回し、福笑いも登場!
※コマ回し、みんな上手で驚きました。
気が付くと、教室内は本当のお祭りのようなにぎわいです。
夢中で一心に遊んでいる児童、隣とお互いに相談しながらおはじきで遊んでいる児童、コマをどちらが長く回せるか競い合っている児童。まさに「遊び」の世界です。
気づくともう終了のベルです。
片付けの後、初めの位置にもどって感想を発表します。
最後は昔遊び名人のお二人に感謝の挨拶。
本当にあっという間の5時間目でした。
地元の方の御協力のもと、楽しい「昔遊び」の授業でした。

※それにしても「お手玉」って難しいけれど、身体能力の向上に非常に効果がありそうですね(どこかの柔道道場でけん玉を使った試みが成功しているというニュースもありましたね)。
※帰ってから「おはじき」遊びを調べたら、様々なルールがあることがわかりました。昔の遊びって本当に奥が深いですね。

取材・記事:集落みまもり隊(近藤)

2015年1月26日月曜日

根知振興協議会ニュース 2015年1月号(No.10) 発行しました

根知振興協議会ニュース第10号を発行しました。
※根知地区全戸に配布されます。

電子版(カラー版です)はこちらからご覧ください。
※今月は別紙:サイの神特集もあります。

電子版_201501号_根知振興協議会ニュース
電子版_201501号_追加版_特集:サイの神

ご覧になったみなさんのご意見、ご要望をお聞かせください!

事務局:根知地区公民館内
025-558-2002
nechiko@city.itoigawa.niigata.jp

平成27年のサイの神!11日、15日、17日に、根知各地域でサイの神(どんと焼き)が行われました。



小正月の火祭り行事であるサイの神が、今年は1月11日(6カ所)、15日(6カ所)、17日(1か所)にて行われました。

ご提供いただいた画像や、集落みまもり隊が取材した画像などをご紹介します。

※根知地区のサイの神の開催情報は こちら をご覧ください。
※振興協議会ニュースのサイの神特集については こちら をご覧ください。
※上野山(1/15)のサイの神(点火の様子)は こちら をご覧ください。
※別所(1/17)のサイの神(点火の様子)は こちら をご覧ください。

根小屋(1/15)
朝8時会館に集合して、木(クリの木)を探しに出発です。
木の運搬が大変ですよね
各地区、この準備のときの木を切って運ぶところが人が必要で大変なんです。

運び込んだ木の枝に藁(ワラ)を結んでいきます。
※根小屋はこのタイプですね。
※地区によって、木の内側にしめ縄やお札など燃やすものを詰めて、わらで包んで縄でしめるタイプのサイの神も多いですね。この縄で包むタイプは燃えている途中で勢いよく「パッ!」と輝きながら開きます。
点火は19時からです。
翌朝の様子。
東中(1/15)
東中も朝8時に集合です。
こちらも「クリの木」
※伐採の様子が大変素晴らしかったとのことでしたが、取材できなくて残念です…
こちらも親子2体のサイの神、しかも大きいです。
今日は天候がよくなくて、ブルーシートをかけておきます。
※これをするかしないかで、点火の時の燃え上がる方が随分変わります。
点火は19時です。
天まで昇る炎。今年はとってもいいことがありそうだぞぉ♪
上野(1/15)
11時頃、すでに準備完了して宴の真っ最中にお邪魔しました(^_^;)
上野では、以前は8つの組すべてでそれぞれサイの神を行っていたとのことです。
10年くらい前には3カ所に減り、この4,5年前からは1か所に。
上野集落では、集落として執り行うのではなく、自由に参加者が集まってサイの神を行っているそうです。
サイの神の全体像の写真がない・・・
上野のサイの神は、パッ!と開くようにできていて、特にシルエットが他のサイの神に比べて特徴があります。真ん中くらいが一番盛り上がっています。
藁をしばる縄も独特なものとのことです。
点火は19時。
なかなか付きがよくなかったそうですが、写真をみると立派なサイの神が執り行われたようです。
栗山(1/11)
準備は13時から。
※栗山は昨年までは15日でしたが、人足の人数確保、参加人数確保の関係で今年から15日に近い日曜日に実施することになったそうです。
栗山のサイの神は10年ほど前からカヤを使っています。
わらの確保が難しくなったことが理由です。
準備のあとは栗山公会堂で懇親です。
点火は19時。
写真でわかりますか…するめを刺した竹の大きなくし。
栗山では毎年スルメを30枚準備するそうです。それが全部なくなります!
(これは栗山名物ですね)
和泉(1/15)
8時に集会所前に集合。ほら貝を合図に木(ナラの木)を目指します。
集会所の向かいの山の上から切り出します。
写真を見てください・・・何気に命がけの時も!?
和泉では以前、わらが確保できずにカヤを使った時もあるそうです。
カヤの保存方法など経験がなく、その時のサイの神は燃えがよくなかったそうです。
ここ数年はわらをなんとか地元農家の協力のもと確保できています。
上部には竹、燃えるときのパチパチ音を狙っています。
和泉のサイの神はわらの中に燃やすもの(しめ縄など)を詰め込むタイプ。燃えた時の開き具合をイメージしてバランスよく詰めるのもコツが必要とのことです。
準備が終わったら集会所にて懇親。
点火は19時からです。
大工屋敷(1/11)
8時30分より準備をされたそうです。
木は「ダンゴの木」。パチパチと燃えるときの音のための竹、そして藁。
藁を包む縄は、他では珍しい三つ編みにするそうです。
大工屋敷では和泉の方も参加されて準備を行われているそうです。
立派なサイの神、お疲れ様でした。
点火は18時30分です。
稲場(1/11)
山口(1/11)
別所(1/17)
※別所(1/17)のサイの神(点火の様子)は こちら をご覧ください。
山寺(1/11)
大神堂(1/11)
上横(1/15)
上野山(1/15)
※上野山(1/15)のサイの神(点火の様子)は こちら をご覧ください。

みなさん、これほど各集落でサイの神が行われている地域は他にはありません。
素晴らしい伝統行事が続けられています。

記事:集落支援員(近藤)