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2015年10月23日金曜日

いよいよ明日!平成27年度 根知小学校文化祭♪ 今年の合唱・合奏も見事ですよ!是非来てください♪

いよいよ明日10月24日(土)、根知小学校の文化祭です。
合奏(小さな恋の歌)は必見!見ないと損しますよ。(11月5日の音楽発表会に出られない人は特に!)。9:00~11:00 是非お越しください!
3年生~6年生は明日のリハーサルのあと、円陣を組んで気合を入れていました(^^)
パンフレットもご覧ください!

2015年8月31日月曜日

戸土の「境の宮」にて「式年薙鎌打ち神事(しきねんなぎかまうちしんじ)」が行われました

平成27年8月31日の午前。
根知地区の大久保と隣接する長野県小谷村の戸土「境の宮」にて
「式年薙鎌打ち神事(しきねんなぎかまうちしんじ)」が執り行われました。

※根知において戸土はとても身近な場所です。根知の旧大久保集落では昭和30年ごろまで小学生は戸土の小学校に通っていました。中学校は戸土の中学生も根知の中学校に通っていました。
産業も大久保、戸土ともに炭焼き、林業が中心で、様々な助け合って生活し、運動会も一緒にやられていたとのことです。このような身近な戸土での珍しい7年に一度の神事、取材しました。
※戸土の「境の宮」までは大久保から歩いて15分ほどのところです。

霧がかかり、霧雨が時々降る天候です。
神事は10時から始まります。
旧大久保集落のあたりに3つの駐車場が準備されています。
小谷村の方々が大勢スタッフとして来られていました。交通整理もされています。
8時30分過ぎには、その中で一番大きな駐車場が満車となりました。あと残りは大久保からしろ池の森公園に向かう道側に2か所、20台ほどがとまれるスペースがあるくらいです。
この駐車場からは歩きます。
歩いてほどなく県境。新潟県糸魚川市と長野県小谷村戸土の境を示す看板が見えます。
ここからの道はとても狭く、車がすれ違う場所やUターンできる場所がほとんどありません。
歩いて10分ほどで「境の宮」の参道入り口へ。
小さな看板があります。ここからは雨の影響もあり、かなりの悪路。
今日は長靴が正解でした。ずるずる滑るぬかるみを気を付けながら、できるだけ端の草のある場所を歩きます。
歩いて数分で開けたエリアへ。境の宮の境内。神社もみえました。
その入口には受付ブース。パンフレットなどが置かれていました。
ちょうど20名程の団体のみなさんがなんと奥の山道から現れました。
※8時過ぎにしろ池を出発して塩の道を通ってきたとのことです。
 御清水の看板。浄めてから境内に入ります。
9時40分ごろ
すでに多くの方々が神事が始まるのを待っておられます。
神事が始まるまでの間、なぎ鎌をうつ神木が一般の方でも近くで観られるように公開されていました。入れ代わり多くの方が舞台に登って神木、そして過去に打ち込められた歴代のなぎ鎌を見学していました。
10時少し前。ざっと見渡す限り200名以上の見学者がいらっしゃると思われます。
雨よけのブルーシートで入口をカバーしている境の宮の神社
中ではほぼ準備が終わっているようです。
神社の入口横にある看板には、「式年薙鎌打ち神事」についての説明がわかりやすく書かれています。
10時ごろ。突然、雅楽の音が響きます。
お清めお祓いの儀式がはじまりました。
神社入り口での儀式の後、
神木の前にて儀式が行われました。
10時45分ごろ
薙鎌(なぎかま)打ちの神事が始まりました。
各諏訪神社の宮司の方々が神木に向かいます。10名近くの神職の方々が出られました。
動画:雅楽が流れる中、神木に向かう様子です。
今回の薙鎌は、遠くから見ても銀色にピカピカ光っていました。(写真でわからず残念)
合計9回打ち込んで終了。
あっという間の出来事でした。
(しばしざわめきあり。エッもう終わったの?といった声も聞こえます・・・)
薙鎌を打ち込んだ後、神木の前で祝詞(のりと)が7名ほどの神職の方々により唱えられました。
これだけの人数での祝詞はあまり聞いたことがありません。とても素晴らしいものでした。
その後、神社内にて玉串奉奠(たまぐしほうてん)がはじまりました。
視察の私たち(糸魚川市の集落支援員や地域おこし協力隊)は境の宮を後にしました。
※薙鎌打ち神事が終わると見学者の多くの方々が帰られていきました。
境の宮には、根知の方々も見られました。「根知に生まれ、ずっと根知に住んでいるけれど、すぐ近くでこのような珍しい神事があるとは知らなかった。生まれて初めて見学に来た。」とおっしゃる方が何名もおられました。
次回、戸土の境の宮で行われるのは12年後の未の年。霧がかかる神秘的な場、根知のすぐ隣での不思議な時間と空間が現れた神事でした。

今日の夜は根知の代表的なお祭りの一つ、日吉神社秋季大祭の宵の宮が行われます。

※諏訪大社御柱祭の前年、数え7年に一度(丑年と未年)行われる神事で中谷大宮諏訪神社例祭(毎年8月最終日曜日)の翌日に行われます。
※諏訪大社宮司一行が小谷村の中谷大宮諏訪神社に二体のなぎ鎌を奉持し、うち一体を信越国境である戸土の「境の宮」と仲股の「小倉明神」の御神木に7年ごとに交互に打ち込む(丑年は小倉明神、未年は境の宮)

記事:集落支援員(近藤)

2015年8月7日金曜日

山口集落の七夕行列 珍しい七夕人形の風習が今も残る集落の行事です

全国的にも珍しい七夕人形が今も残るここ根知地区
各集落で子供からお年寄りまで一緒に作って7月7日に道の上にぶら下げ、
8月7日にそれを外してみんなで行列を作って運び、手作りの船にのせて根知川に流す。
昔は各集落で行っていたこの伝統行事も維持が難しくなりました(規制が厳しくなり、水流も減り、川に流すことが難しくなりましたし、人手も少なくなりました)が、今でも5か所(と公民館)で七夕人形を作って道につり下げて飾る風習が残っています。
※7月7日からの七夕人形の様子はこちらから
「根知の5か所と公民館前に七夕が飾られています(^^)」

その中で山口集落は唯一、8月7日に集落のみなさんが松明をともしながら七夕を根知川まで唄を歌いながら運び、燃やす行事を100年以上続けています。

その様子をご紹介します。
19:00(午後7時)、山口公会堂前集合となっています。
10分まえの公会堂の様子です。毎年の伝統行事、暑さもこの時間は落ち着いて、とてもゆったりとした時間が流れています。子供達の声も聞こえてきます。
19:05過ぎごろ。「もうそろそろやろうかね」「やんない、やんない」
松明に火がともり始めます。
この松明、手作りのアイデア松明もあちこちから集まっていました。棒の先に缶ビールの空き缶がくくりつけてあり、その中に灯油をしみこませたボロが詰められているものなども。
火がつくまで気づきませんでしたが、かなりの松明の数です。
まだ真っ暗ではない中ですが、松明の行列の炎が光輝いています。
一瞬のうちに別世界が現れたような・・・はじめて見る人はドキリとするかもしれません。
出発の様子の動画です。
唄を歌いながら、松明が揺れる、遠い昔から続く行列。
とても幽玄な、今どこにいるのかフッと忘れてしまいそうな雰囲気でした。
山口公会堂から山寺橋までの10分ほど。
途中通る家々では、両手を合わせて祈る方も見られます。
行列の途中の様子、もう一つの動画をご紹介します。
山寺橋が近づいてきました。
(取材という立場で外から見ていると、公会堂出発のときと、このときの地元の人々の雰囲気、様子が変わっているようでした…)
19:15ごろ
山寺橋に到着です。
みんなで持っていた七夕飾りを橋の下におろしていきます。
男衆3,4人が下に降り、七夕飾りを受け取りました。
「以前は船で流したけど、40年前くらいには川へ物を流すことが厳しくなり、燃やすようになった。川の水も当時よりずいぶん少なくなったよ。」
50代の男衆が小さい子供だったころの船に流す情景が鮮明に残っておられるそうです。
地域の方々で布を集め手作りで作った七夕人形やお飾り、すべてを燃やします。
炎がとても印象的な動きでした。
「ずっと晴が続いていたから、今年の燃えはいい。前日雨が降っていたりするとこうはいかない。」
動画:燃やしている方々、橋の上で観ている方々の様子です。
19:25過ぎ。ほぼ燃えきって、炎を見守っていた、皆さん戻っていきます。
山口集落のみなさんは、これから公会堂で直会です。

※そのあと、ちょうど根知を訪れている「ミニねち」のみなさんや、早稲田大学インターンシップのみなさんが来られました(ちょっと時間がずれてしまいました…)。
記事:集落支援員(近藤)

2015年1月26日月曜日

平成27年のサイの神!11日、15日、17日に、根知各地域でサイの神(どんと焼き)が行われました。



小正月の火祭り行事であるサイの神が、今年は1月11日(6カ所)、15日(6カ所)、17日(1か所)にて行われました。

ご提供いただいた画像や、集落みまもり隊が取材した画像などをご紹介します。

※根知地区のサイの神の開催情報は こちら をご覧ください。
※振興協議会ニュースのサイの神特集については こちら をご覧ください。
※上野山(1/15)のサイの神(点火の様子)は こちら をご覧ください。
※別所(1/17)のサイの神(点火の様子)は こちら をご覧ください。

根小屋(1/15)
朝8時会館に集合して、木(クリの木)を探しに出発です。
木の運搬が大変ですよね
各地区、この準備のときの木を切って運ぶところが人が必要で大変なんです。

運び込んだ木の枝に藁(ワラ)を結んでいきます。
※根小屋はこのタイプですね。
※地区によって、木の内側にしめ縄やお札など燃やすものを詰めて、わらで包んで縄でしめるタイプのサイの神も多いですね。この縄で包むタイプは燃えている途中で勢いよく「パッ!」と輝きながら開きます。
点火は19時からです。
翌朝の様子。
東中(1/15)
東中も朝8時に集合です。
こちらも「クリの木」
※伐採の様子が大変素晴らしかったとのことでしたが、取材できなくて残念です…
こちらも親子2体のサイの神、しかも大きいです。
今日は天候がよくなくて、ブルーシートをかけておきます。
※これをするかしないかで、点火の時の燃え上がる方が随分変わります。
点火は19時です。
天まで昇る炎。今年はとってもいいことがありそうだぞぉ♪
上野(1/15)
11時頃、すでに準備完了して宴の真っ最中にお邪魔しました(^_^;)
上野では、以前は8つの組すべてでそれぞれサイの神を行っていたとのことです。
10年くらい前には3カ所に減り、この4,5年前からは1か所に。
上野集落では、集落として執り行うのではなく、自由に参加者が集まってサイの神を行っているそうです。
サイの神の全体像の写真がない・・・
上野のサイの神は、パッ!と開くようにできていて、特にシルエットが他のサイの神に比べて特徴があります。真ん中くらいが一番盛り上がっています。
藁をしばる縄も独特なものとのことです。
点火は19時。
なかなか付きがよくなかったそうですが、写真をみると立派なサイの神が執り行われたようです。
栗山(1/11)
準備は13時から。
※栗山は昨年までは15日でしたが、人足の人数確保、参加人数確保の関係で今年から15日に近い日曜日に実施することになったそうです。
栗山のサイの神は10年ほど前からカヤを使っています。
わらの確保が難しくなったことが理由です。
準備のあとは栗山公会堂で懇親です。
点火は19時。
写真でわかりますか…するめを刺した竹の大きなくし。
栗山では毎年スルメを30枚準備するそうです。それが全部なくなります!
(これは栗山名物ですね)
和泉(1/15)
8時に集会所前に集合。ほら貝を合図に木(ナラの木)を目指します。
集会所の向かいの山の上から切り出します。
写真を見てください・・・何気に命がけの時も!?
和泉では以前、わらが確保できずにカヤを使った時もあるそうです。
カヤの保存方法など経験がなく、その時のサイの神は燃えがよくなかったそうです。
ここ数年はわらをなんとか地元農家の協力のもと確保できています。
上部には竹、燃えるときのパチパチ音を狙っています。
和泉のサイの神はわらの中に燃やすもの(しめ縄など)を詰め込むタイプ。燃えた時の開き具合をイメージしてバランスよく詰めるのもコツが必要とのことです。
準備が終わったら集会所にて懇親。
点火は19時からです。
大工屋敷(1/11)
8時30分より準備をされたそうです。
木は「ダンゴの木」。パチパチと燃えるときの音のための竹、そして藁。
藁を包む縄は、他では珍しい三つ編みにするそうです。
大工屋敷では和泉の方も参加されて準備を行われているそうです。
立派なサイの神、お疲れ様でした。
点火は18時30分です。
稲場(1/11)
山口(1/11)
別所(1/17)
※別所(1/17)のサイの神(点火の様子)は こちら をご覧ください。
山寺(1/11)
大神堂(1/11)
上横(1/15)
上野山(1/15)
※上野山(1/15)のサイの神(点火の様子)は こちら をご覧ください。

みなさん、これほど各集落でサイの神が行われている地域は他にはありません。
素晴らしい伝統行事が続けられています。

記事:集落支援員(近藤)