2015年1月17日土曜日

別所のサイの神(夜の点火)を取材しました

別所では17日にサイの神が行われるとのことで点火の様子を取材しました。

準備は8時30分から始まります。今年は天候が朝から悪く、会館の中で出来る準備は行って会場にサイの神を運んだそうです。

別所では、サイの神の準備が終わるお昼頃より、集落の新年会を行っています。17時過ぎまで続いたそうです(スゴイ…)
点火時間は当日の準備が終わって集落で話し合って決めているとのことで、今年は18時から点火することになりました。

さて、下の写真は17時過ぎのサイの神の様子です。
別所のサイの神は2体(親子)です。
こちらのサイの神も中に燃やすもの(しめ縄など)を詰めて藁で包んで縄でしめておくタイプ。しばらく燃えるとパッと開く。この開き方が見ごたえがあります。
また、パチパチという音を出すために、竹も使っています。
さて、いよいよ点火です(取材します!)。
もうすぐ18時というときに、別所集落にほら貝の音が響いてきました。
どこからなっているのかな?と会場近くの県道わきでみていると、会館の方から県道を下ってくる人影が…ずーっと吹き続けながら歩いて近づいてくるほら貝の男性。この方です!(^^)
ほら貝の音に誘われるように少しずつ皆さん集まってこられました。
会場ではほら貝の担当が女性にバトンタッチ。こちらも見事な音色です。
小さな子供達の多さに驚いていると点火が始まりました。
親子のうち、子のサイの神から点火します。
続いて親のサイの神にも点火します。
風雪強し。最初くすぶっていましたが、徐々に炎が高く伸びていきます。
しばし炎の前にて静かな時間が流れます。
※炎が生き物のようです。
はじまって15分ほどたったごろ。炎もピークになりつつありました。
お賽銭を投げいれ、手を合わせる方が何人もいました。
今年も無病息災、良い年でありますように。
「まだ上の方が開いてないなぁ」
この写真の後すぐ、パッと開いて炎が広がり、火のかたまりが落ちていきました。
※開く瞬間は写せなかった…
「よ~し、おわりにしよまいか」
区長さんの声で一人二人と会場をあとにします。

最後まで残っていたのはほら貝担当の方。
ほら貝が低く響き渡る中、皆さん帰られていきました。
別所は根知地区の中でも比較的小さな集落ですが、親子2体のサイの神を作り、20名程の(若手中心の)参加者が集い、素晴らしいサイの神が行われました(年配の方の中には、お昼からの新年会でお酒が入って、点火に来られない方もいたのではないでしょうか…(^_^;))

素晴らしいサイの神でした。

記事:集落みまもり隊(近藤)

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