2015年8月7日金曜日

平成27年 日吉神社秋季大祭 まもなく!稽古にも熱が入ります

稽古が始まっています!
8月7日、おててこ会館では秋季大祭の稽古が行われていました。この日は19:30より22時近くまで、会館内のあちらこちらで、子供から大人まで、舞・笛・太鼓の稽古、ベテランから若手への伝統の継承が同時進行で続いていました。
この稽古を取材するたびに感じるのは、目には見えない伝統の密度の濃い空気感。山寺集落の特徴を一文字であらわすと「結」だと感じます。8月23日
に舞台掛け。それ以降の稽古はお宮の舞台にて行われます。
いよいよ8月31日(月)に宵の宮、9月1日(火)に本祭です!

ご参考:歴史講座にて「和泉の大旗」
7月18日(土)に公民館主催の歴史講座がありました。その時のテーマが「和泉の大旗」。なぜ和泉から二つの大旗が山寺に到着しないと祭が始まらないのか、諸説が繰り広げられました。その時の「説」をご紹介します。
・山王社の御祭りは当時の領主が許可し祭りに際しては酒や料理などを準備し提供していたが、領主の代理として、当時の和泉での二大勢力であった青木一族、北村一族がそれぞれ酒、料理を運んでいて、旗も一緒に運んでいたのが始まりではないか。
・そこから当時の二大勢力である青木一族、北村一族の旗が到着するまで祭がはじめられないことに繋がっていく。
・昔は山王社は現在の根知郵便局の裏あたりにあったが、元禄時代のあたりに、山王社が山寺に移された。
・戦前までは和泉から山寺の山王社に、青木一族、北村一族の子孫方が旗を持っていく伝統を維持していた。
・戦後は和泉区がその伝統を引き継ぎ、区民が2つの大旗を山寺に運ぶようになった。
……いかがでしょうか?
当日には、遠い過去の様子を想像しながら、大旗の到着や祭の様子をご覧になってみてるのも面白いですね。

記事:集落支援員(近藤)

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