2014年4月17日木曜日

山寺の観音堂にて「観音講」 毎月17日の夕方に開かれています。

山寺の観音堂にて「観音講」が行われています。

もう70年以上前には行われていたという伝統行事です。
昔は、「まめ入り」という豆の周りに砂糖がまぶされたお菓子が配られ、子供たちがたくさん集まったとのことでした。お米を家々から頂きにまわり、それをまめにかえ、「まめ入り」を作って配ったそうです。
当時は甘いものが食べられる!と30人ほどの子供たちが集まり、観音堂の中を秘密基地にしながら賑やかに遊んでいたとのことです。
※今日は4人の子供たちが集まっておりました。

やや雨模様。建物の中に風が入ってきます。春が匂う風ですが、ちょっと寒いくらいでした。

午後4時すぎ。はじまりました。
終わると、お菓子が分けられます。た~くさんのお菓子で驚きました。
毎月17日の夕方に開かれています。どなたでも参加できます。
8月17日だけは「ご詠歌」といって、夜に行われています。

観音講のあと、山崎さんと伊藤さんと立ち話しながら、山寺のお祭りについて伺いました。
山寺は根知地区の中でもお社が多く、お祭りも多いのですね。神明様、水神様、権現様、風神様、秋葉様、鹿島様、日吉様のお祭りが決まった日にちにあります。ほかにもお稲荷様、お不動様など。18日は観音様の日、28日はお不動様の日であり、17日にここ観音堂で「観音講」を夕方に行っているのは、観音様の日の前夜祭的な意味合いがあったのではないか、とのお話しでした。

昔からの伝統の深さを感じました。
地域の今があるのは、長く深い歴史から脈々と受け継がれた想いの積み重ねのおかげなのだなぁと意識が遠くなるようでした。


記事:近藤(た)

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