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2015年5月22日金曜日

根知の薪窯。炎の芸術 穴窯「雪割窯」の焼成が順調に進んでいます。

今年も根知の三大陶芸の一つ、雪割窯にて焼成が始まっています。
5月17日(土)、18日(日)で窯詰め、
19日(月)~23日(土)まで焼成、
5月31日(日)に窯だし、のスケジュールです。
今年も炎の芸術が見られます(^^) お時間あれば是非皆さん見学に行ってみてください。
※昨年の様子です

炎の芸術 薪窯「雪割窯」(穴窯)の焼成中です
雪割窯 続きです。 1300度超えて、炎の色が白く光っている・・・

5月19日 お昼すぎ
まだ焼成が始まって2日目。窯の温度は400度前後
窯の中も良く見えます(まだそれほど熱くないので)
煙突からの煙もまだ落ち着いています。
 駒ヶ岳を望む絶好のロケーションに雪割窯があります。

5月22日(金) お昼前
1200℃を超えると、窯に近づいていられません。
ふたを開けた時の熱気は、向けたカメラのレンズがだめになるのですぐに撮るか、離れて望遠での撮影になります。全身を綿の衣類で囲まないと(フリースなんて近づいたときに自然発火してしまう危険あり)やけどします。
数秒も直視していられない灼熱の世界
不思議とこれだけの高温だと、炎の動きが非常にゆっくりに見えます。とても不思議な光景。
皮の手袋をつけて薪をくべないと、距離が50センチ以上離れているのに手が燃えてしまいそう。
温度のピーク、白い炎の世界は今日の夜あたりでしょうか。
今回はどのような人為を超えた変化が現れるのでしょう。
根知の自然と炎が生み出す作品、楽しみですね(^^)

記事:集落支援員(近藤)

2015年5月19日火曜日

根知の陶芸家を紹介③! 「河童窯」

昨年の11月号では地域の顔、商店を紹介しました。
今回は根知の3人の陶芸家の皆さんを紹介します。
3名とも大変魅力的な特徴ある作品を作られています。根知の宝の一つですね。
※本投稿は3つのうちの一つ 「河童窯」 を紹介しています。

 「河童窯」
河童やお地蔵さんの作品をはじめ、各地域の民話の世界を再現した幻想的な作品も特徴的です。
「私はかわいい河童を生み出すことで、大人や子供達に仲間をいたわる優しい心の持ち主になってもらいたいと願い、毎日作陶を続けています。」
体験随時募集中!
お電話:090-5395-9208 まで。
河童やお地蔵さんの作品が多いですが、
各地の昔話、民話の世界を圧倒的な規模で表現した作品群も必見です。
(写真がないのが残念・・・)
昨年8月に根知に引っ越してきたばかりの野崎さん、
これから根知の自然や伝統、民話からヒントを得た、素敵な作品を沢山生み出してほしいですね。
記事:集落支援員(近藤)

根知の陶芸家を紹介②!「里山工房 穴窯 雪割窯」

昨年の11月号では地域の顔、商店を紹介しました。
今回は根知の3人の陶芸家の皆さんを紹介します。
3名とも大変魅力的な特徴ある作品を作られています。根知の宝の一つですね。
※本投稿は3つのうちの一つ「里山工房 雪割窯」を紹介しています。

「里山工房 穴窯 雪割窯」 
お2人目の根知陶芸家は水野英夫さん(上野)。
上野集落に工房里山を構え、上沢に向かう山中に窯を作った水野さん。その作品の特徴は薪窯の一つ「穴窯」。手間暇をかけ自然釉(灰の力)による人為的には作れない変化のある作品(破れ壺等)を追求しています。
体験随時受付中。費用は体験で一回一時間材料込で1,000円(焼成代別)。教室は要相談。
お電話:025-558-2980 / 080-6599-7952
薪窯ならではの炎の世界。1300℃の世界はオレンジではなく白い灼熱の世界です。
↓下は昨年のピーク温度時の色
ご自宅には工房里山として作品群を常時展示しています。
雪割窯は工房から車で5分ほど山に入った自然の中。雰囲気も素晴らしい。
 人為的には作れない作品群が特徴です。
また、動物や魚などの生き物をモチーフにしたもの(下の魚の作品はイワナ酒を作る容器)、
絵も描かれるということで、釉薬を使った絵画的な作品もあります。
根知の自然が生み出す芸術、是非ご覧になってみてください。
記事:集落支援員(近藤)

根知の陶芸家を紹介①!「土師陶房(越州根知谷焼)」

昨年の11月号では地域の顔、商店を紹介しました。
今回は根知の3人の陶芸家の皆さんを紹介します。
3名とも大変魅力的な特徴ある作品を作られています。根知の宝の一つですね。
※本投稿は3つのうちの一つ「土師陶房(越州根知谷焼)」 を紹介しています。

「土師陶房(越州根知谷焼)」 
お一人目の根知陶芸家は田上昇さん(山口)。
2001年より土師陶房を始め、陶芸教室も開いています。作品の特徴は、糸魚川、根知のオリジナル(ヒスイ色、ブナなど自然美、ヒスイ粉を使った神秘的色合い等)を大切にしていること。工房の様々な作品群は必見です。
教室時間:月~土曜日、午前・午後に開いています。
授業料:1か月4,500円です。
お電話:025-558-2889(工房内)
工房(土師陶房 新潟県糸魚川市大字山口1812-3)には
所狭しと様々な作品が並べられています。必見です。
土は九州の土を使うことが多いとのことです。
下の作品はヒスイの粉を釉薬とした独特の光沢をもつ壺
並べられているのは同じやり方で作ったのに、異なった表情をもった作品です。
このような変化、同じ結果にならない多様性もまた特徴です。
下の左の作品はヒスイの色を追求して表現しているもの。
右は根知の宝、ブナ林をデザインしています。
他にもちゃんまいろをモチーフにした作品など、根知の自然から得たデザイン作品が多数あります。
 工房内にある窯。ガスを使っています。2カ月に一回焼成し、1回につき18~19時間かかります。
今年は陶芸教室の生徒さん達と一緒に作品展を開きたい、との抱負を教えていただきました。是非実現してほしいですね。
記事:集落支援員(近藤)

2014年5月21日水曜日

炎の芸術 薪窯「雪割窯」(穴窯)の焼成中です

上野から上沢に上る途中にある「雪割窯」(ゆきわりがま)
※薪窯(まきがま)の中の穴窯(あながま)です。

今週5月19日(月)より5月24日(土)まで焼成中です。

本日、5月21日(水)の午後には窯の温度が1,000℃を超えました。
数メートルほど近づくと、もう熱い状態。
このあと木曜日の午後あたりから1300℃程度まであがり、
別次元の熱さになるとのことです。

薪の入れ方にも、10秒の誤差が命取りになる繊細さも要求されます。

窯の中はすべてを燃やし尽くす世界
炎の芸術です。
1300℃まで上がると、この煙突からも炎が上がります。
夜は、言葉にできない美しさが味わえるそうです。
どなたでも見学できるとのことですので、
ご興味ある方、是非実際に体験してみてください。

※穴窯での陶芸、焼成が経験できるのは、糸魚川市では、根知のここだけのようです。

記事:近藤(た)